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【埼玉県】違法ドラッグ6品目をネット商品から発見

2006年11月21日 (火)

 埼玉県は、インターネット販売され、違法ドラッグと疑われる19品目の買い上げ調査を実施した結果、6品目から幻覚作用や興奮作用を持つ医薬品成分を検出。販売サイト開設者に対し、違法ドラッグとして販売禁止の指示を行った。

 医薬品成分が検出されたのは、▽ABESADA▽POWER FIST▽BEAST TAMER▽FUCK ME!▽Fancy Woman▽5meo-dpt――の6品目。これらには、5-Meo-DPTやメチロンが含まれていた。

 5-Meo-DPTはトリプタミン系化学物質で、麻薬に指定されている5-MeO-DIPTと化学構造が類似しており、幻覚作用を起こす恐れがある。メチロンは麻薬指定のMDMAと類似した幻覚作用、興奮作用、精神依存性を持つ物質で、現在麻薬指定が検討されている。なお、解熱鎮痛剤として医療使用されるスルピリン製剤のメチロンとは全くの別物である。

 埼玉県は、販売業者が特定できないため、ホームページの開設者あてに警告メールを出し、販売禁止を指示した。現在までのところ、健康被害発生の報告はないが、ホームページに該当製品を掲載するなどして、県民に注意喚起を図っている。



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