ピップトウキョウ(社長松浦由治氏)は、グループホーム運営や居宅介護支援など老人介護サービス事業を手がける、安心介護サポート(東京都千代田区、社長松田俊一氏)を買収し、100%子会社とした。これまでピップトウキョウでは、介護用品・福祉用具のレンタル・販売、売り場提案、デイサービスなどを行う介護事業(ケアウェル事業)も展開してきたが、今回の買収は「今後、介護事業分野への積極的な参入を視野に入れたもの」(同社)としている。
安心介護サポートは2002年10月設立、資本金6000万円。主に千葉県内で訪問介護ステーションやデイサービスの運営、居宅介護支援サービスの提供のほか、グループホームの企画・運営、高齢者向けマンションの企画・運営などを手がける。
ピップトウキョウのケアウェル事業部は神奈川、東京、千葉、埼玉に事業所を有し、レンタル・福祉用具等の販売、介護セミナーの開催、住宅改修、介護用品売り場提案などを行っており、横浜店に隣接してデイサービス拠点(いい健康プラザ蒔田公園店)も開設している。
買収した安心介護サポートは、ケアウェル事業部に比べて多彩な会議事業を展開しており、これまでピップトウキョウにはなかった機能を外部から調達し、活用することが狙い。このほか「介護・シルバー分野で、本業のドラッグ等の得意先に対し、より専門性の高い売り場提案も可能になる。また安心介護サポートの事業所がいずれも既存のケアウェル千葉店、ケアウェル松戸店と近接場所にあることから、相互に十分なシナジー効果も期待できる」としている。