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厚生労働省の「有効で安全な医薬品を迅速に提供するための検討会」(座長:高久文麿自治医科大学学長)は10月30日、初会合を開き、医薬品等の開発から承認までの解消すべき課題について議論を開始した。今後、月1回会合を持ち、来年7月には対応の方向性を打ち出していく。
初会合で柳澤伯夫厚労大臣は、政府が掲げた成長戦略イノベーション25で、医薬分野が筆頭に掲げられていることを挙げ、「厚労省は医薬品等の開発、臨床適用に向けた対策を充実させなければならず、重い責任を感じている」とすると共に、「画期的な新薬をいち早く国民に提供できることが重要で、特に臨床に近い領域の研究に力を注ぎたい」との方針を示した。