厚生労働省大臣官房情報統計部は20日、2005年度の保健・衛生行政業務報告の概要を公表した。報告によると、05年度末の薬局数は5万1233軒で、前年度に比べ633軒、1.3%の増加となった。また、人口10万対の薬局数は40.1で、前年度より1.0ポイント増加した。
人口10万対薬局数を都道府県別にみると、佐賀が58.7で最も高く、次いで広島が55.1、山口50.9、福岡50.8と続いており、中国・九州地区の高さが目立つ。それに対し、全国で最も低いのは福井の29.5、さらに富山30.5、石川31.7の順であり、北陸地域の3県が際立って少ない(都道府県別の薬局数等は表の通り)