第4回「日本テクノロジーFAST50」で、大規模臨床試験の支援管理システムなどを提供するメビックス(東京都文京区、代表取締役大社聡氏)が1位となった。「FAST50」は、監査法人トーマツが、国内テクノロジー企業の過去3年の収益成長率をもとにランキングしているもの。今回は50位以内に医療関係企業3社も入った。ライフサイエンス系企業としては、2004年のバイオマーカーの開発などを行うメディビック社が1位になっており、1位を獲得したライフサイエンス系企業は、2社目となった。
メビックスの過去3年の収益成長率は2898%。国内で大規模臨床試験を実施してエビデンスを創出するという追い風があったため、支援事業を展開するメビックスの収益性が上がったとしている。
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11日に都内で行われた授賞式に出席した小野起代己専務取締役(臨床開発本部長)は、「FAST50の授賞式に呼んでもらえるだけでも感激だったが、1位になれるとは思わなかった。来年も授賞式に来られるよう努力する」と話していた。
他のライフサイエンス系企業の順位は、バイオマーカーの開発などを行う「総合医科学研究所」が24位、機能性素材の開発と販売を行う「ファーマフーズ」が30位。また、インターネット関係で介護や福祉、医療関連のソフトの企画、開発などを行う「エヌ・デーソフトウェア」が48位に入った。
受賞者には、バスケットボールのゴールをかたどったクリスタルモニュメントが授与された。