デンカ生研は、新潟工場(五泉市)内にインフルエンザワクチン製造設備を40億円かけて増設することを決め、5月中にも着工する。需要が高まる見通しにあるインフルエンザワクチンの生産能力増強と、新しいワクチンの研究を行う。完成予定は2007年4月、09年からの稼働を計画している。
増設するのは、インフルエンザワクチン原液製造設備、組織培養法インフルエンザワクチンのパイロットプラント。生産能力は年間で約1000万本となるという。
増設の決定に伴い、社内に「ワクチン新棟臨時建設プロジェクトチーム」を編成し、山田光矩技術開発本部副本部長(生産技術担当)がチーム総括責任者に就任した。