厚生労働省の次期治験活性化計画策定に係る検討会 |
厚生労働省の次期治験活性化計画策定に係る検討会が26日に開かれ、治験実施企業の取り組み、医薬品・医療機器の研究開発推進という観点から議論した。厚労省は、治験に係る手続きの効率化や治験中核拠点の育成などを論点として提示した。特に治験中核拠点については、将来的に40病院を拠点化していく考えを明らかにした。
厚労省が示した論点は、▽治験に係る手続きの効率化:治験実施者と治験依頼者の役割明確化、治験書式の標準化など、▽治験中核拠点の育成、▽医薬品・医療機器の研究開発の支援・基盤の整備:臨床研究の推進、ベンチャー等の育成▽臨床研究の支援・人材育成▽臨床研究の質向上――など。
これに対し委員からは、「治験の中核拠点育成は、どのようなイメージを持っているのか」の質問が出され、事務局は「40病院を中核拠点として育成し、治験に指導的役割を果たすことなどを視野に入れている」と説明すると共に、概算要求にも盛り込んでいることを報告した。
次回は10月23日に開催し、中間取りまとめに向けた骨子を話し合う予定だ。