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フェリチン精密測定など検査2項目が保険適用へ

2006年09月21日 (木)

 中央社会保険医療協議会は20日に開いた総会で、E2区分(新方法=測定項目は新しくないが測定方法が新しい品目)の臨床検査として、次の2項目について保険適用を了承した。

 ▽フェリチン精密測定(希望業者=アルフレッサファーマ)

 血清または血漿中のフェリチンを、金コロイド凝集法で測定することにより、体内貯蔵鉄の動向を推測できる。また貯蔵鉄量とは無関係に、悪性腫瘍の際にも血清フェリチン値の情報を認める場合があるため、腫瘍マーカーとしても用いられる。

 主な測定対象は、鉄欠乏貧血が疑われる患者と、悪性腫瘍の経過観察のためフェリチン測定を要する患者。保険点数は、血液化学検査のフェリチン精密測定に準じて120点、生化学的検査I判断料155点を月1回算定できる。

 ▽ヘモグロビン及びトランスフェリン精密測定:アルフレッサファーマ

 糞便中のヘモグロビン及びトランスフェリンを、金コロイド凝集法を用いて測定することにより、消化管からの出血を検査できる。

 主な測定対象は、大腸癌が疑われる等の便潜血検査を要する患者。保険点数は、糞便検査のヘモグロビン及びトランスフェリン精密測定に準じて75点、尿・糞便等検査判断料34点を月1回算定できる。



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