社会保険診療報酬支払基金は、5月請求分からレセプトオンライン請求が原則義務づけられたレセプトコンピュータ導入薬局のうち、5027薬局がオンライン請求を行っていないことを明らかにした。また、オンライン化の対象となった400床未満のレセプト電算処理システム導入病院では、459病院が対応できていなかった。
基金は当初、2577薬局、219病院が、5月請求時に間に合わないと見込んでいたが、予想の2倍を超える施設が電子媒体や紙で請求する結果となった。
このほかに、代行請求を行ったのは約1200薬局だという。
厚生労働省はオンライン対応の猶予期間を半年程度とし、期限後は紙や電子媒体による請求に対する支払いを停止する方針。基金は厚労省の指示を受け、薬局や病院に対し、対応できなかった理由や準備状況の説明を毎月提出するよう求める。