富士写真フィルムは、新たにヘルスケア分野に参入し、成長事業として注力しているライフサイエンス事業を更に拡大していくことを発表した。ヘルスケア分野参入の第1弾として、機能性スキンケア化粧品「エフスクエアアイ」シリーズ3品、機能性体内ケア食品「エフキューブアイ」シリーズ9品を28日から発売する。販売は当面、100%出資の子会社(富士フィルムヘルスケアラボラトリー)を通じ、通信販売ルートで行っていく。
新事業には、写真感光材料の開発研究で長年にわたり蓄積してきた多彩なコア技術を応用する。例えばフィルムの主原料はコラーゲンと同じ成分であり、同社ライフサイエンス研究所で徹底的に研究してきた。最近ではヒトと全く同じコラーゲンペプチドを遺伝子工学で創出することに成功しており、今後スキンケアや医薬品分野での応用研究に活用していくという。
「エフスクエアアイ」シリーズは、アミノ酸15種類配合の浸透性化粧水のほか、ジェル、クリームの全3品。「エフキューブアイ」シリーズは、ビタミンEの約1000倍のパワーを持つアスタキサンチンや各種ビタミン、コエンザイムQ10、ヒアルロン酸、コラーゲンペプチドなどを配合したカプセル・錠剤・ドリンクなど全9品。