日本感染症学会は21日、「一般医療機関における新型インフルエンザへの対応について」と題する緊急提言を発表した。新型インフルエンザはいずれ季節性となって広く蔓延する可能性があるとし、流行蔓延期には全ての医療機関を患者が受診するとして、一部の医療機関だけでなく全医療機関での対策の構築を求めた。
緊急提言では次の8項目を提示し、詳しく解説している。
[1]過去の我が国における新型インフルエンザ流行の実態から学んでください、[2]新型インフルエンザは、いずれ数年後に季節性インフルエンザとなって誰でも罹患しうる病気です、[3]新型が流行すると青壮年層の被害が甚大となるのには理由があります、[4]流行初期から一般医療機関への受診者が激増します、[5]重症例にはウイルス性肺炎よりも細菌性肺炎例や呼吸不全例が多く見られます、[6]一般予防策ではうがい、手洗い、マスクが効果的です、[7]医療従事者の感染予防にはサージカルマスク、手洗い等が効果的です、[8]全ての医療機関が新型インフルエンザ対策を行うべきです。
日本感染症学会ホームページ:http://www.kansensho.or.jp/