厚生労働省は、8月25日の薬事・食品衛生審議会医薬品第二部会で報告・了承されたHIV感染症治療薬2品目について、4日の官報で薬価基準への緊急収載を告示した。
緊急収載されたのは、[1]インビラーゼ錠500mg:成分名メシル酸サキナビル、中外製薬、薬価=1錠422.30円[2]カレトラ錠:ロピナビル・リトナビル配合剤、アボットジャパン、1錠386.10円)――の二品目。
インビラーゼは、既に200mgカプセル剤が収載されているが、リトナビルとの併用のため、新用量と500mgの剤形追加が1日付で緊急承認されている。またカレトラは、これまで薬価収載されていた軟カプセル剤とリキッド剤は、食後投与に限定されていたため、錠剤化して新用量にし、食事の有無にかかわらず投与できるようにしたもので、同様に1日に緊急承認されていた。