4月1日からの処方せん様式の変更に伴いジェネリック(GE)薬の動向が注目される中、大手GEメーカーの大洋薬品工業は、4月に入ってからの関連機関からのGE薬の注文が急増し、前年同月比で出荷件数が69%増、売上も28%増となったと発表した。
同社は4月以降、テレビコマーシャルや新聞広告などを通じて、処方せん様式変更を広く一般に向けて告知。全国から問い合わせが殺到するなど、GE薬への関心が高い状況がみられている。
また、取引先である広域卸、代理店からの報告としては、GE薬を求める医療機関や調剤薬局から「患者からの申し出が急増し、緊急の製品補充が必要」という在庫補充タイプが最も多かったという。そのほか、「処方せん様式変更に伴い、必要性を感じた」、「経営上の方針としてGE薬使用を決めた」、「GE薬の実績のない医療機関から突然変更処方せんが出た」などの声が聞かれている。